難しいと思われがちな囲碁ですが、実はルールはとっても簡単なんです。
囲碁の基本的なルールは、次の3つです。
- 線と線の交点に、黒石と白石を交互に置く。
- 相手の石を囲むと取ることが出来る。
- 自分の石で囲った陣地が多いほうが勝ち
石を打てない場所(着手禁止点)や「コウ」と言われるルールもありますが、基本的な3つのルールを覚えてしまえば後は簡単です。
1.線と線の交点に、黒石と白石を交互に置く。
石は、黒石から1手ずつ交互に、線と線の交点に打ちます。
そして、一度打った石は動かすことはできません。
2.相手の石を囲むと取ることが出来る。
相手の石の縦と横を全て囲むと、相手の石を取ることができます。
取った石は、「アゲハマ」と言い、対局が終わった時に相手の陣地を減らすのに使います。
アゲハマは、碁笥(碁石の入っている入れ物)のフタの上に置いておきます。
2つ以上の石の場合でも、石の周り全てを囲むことで取ることができます。(左上)
また、隅や辺の場合は、図のように碁盤の内側を囲むだけでOKです(左下、真ん中下)
つまり、隅や辺は少ない石数で相手の石を取ることができます。
取った後は、こんな感じになります。
ここで、1つ大事なルールがあります。それが石の打てない場所、着手禁止点です。
図の中のA,B,Cの地点です。白石をこの地点に打っても、即座に取られてしまいます。打ってもそのまま取られてしまう場所には打てないのです。
では、DとEの地点はどうでしょう?
仮にDに打っても、下側が空いているのですぐには取られませんので、打つことができます。
ただし、Dに打った後の自分の手番で、さらにEに打つ事はできません。
では、次の場合はどうでしょう?Aの地点に黒は打てるでしょうか?
正解は、「打てる」です。黒が打った時に、白石を取ることができます。
着手禁止点と思われる場合でも、相手の石を取れる場合は打つことができます。
Aの地点に黒が打った後・・・。
次の手番で、Aの地点に白石を打つことが出来るでしょうか?
実は、この場合は、Aの地点に白石を打つことができません。
これが、「コウ」と言うルールです。
Aの地点に白石を打つと、1手前の図に戻ります。次に黒石がAの地点に打って、次に白石がうって、黒石が打って・・・。永遠に同じ図の繰り返しになってしまいます。
石を打った時に、1手前の状態に戻ってしまう場合は、その場所にすぐ打つことはできません。一度、他の場所に打ち、次の手番の時にAの地点に打つことができるのです。
「コウ」は、入門者が最初に悩むルールかも知れません。でも、実際に打ってみると、すぐに理解できるルールです。
3.自分の石で囲った陣地が多いほうが勝ち
囲碁の勝敗は、最終的に自分の石で囲った陣地の多いほうが勝ちです。
石で囲った中の線と線の交点の数を陣地として数えます。
上の図では、右側が黒の陣地、左側が白の陣地となります。
囲っているようには見えないかも知れませんが、石の取り方と同じで、盤の端は石を置く必要がないので、この状態でちゃんと囲めているのです。
アゲハマがあれば、数える段階で相手の陣地の中に石を戻し、相手の陣地を減らします。
では、黒と白のそれぞれの陣地を数えてみましょう。
黒=32目(目=地の単位)
白=25目
32目-25目=7目
黒の7目勝ちとなります。
以上が囲碁の基本的なルールです。これだけ知っていれば囲碁が打てちゃいます!
石は、あなたの好きなところに打つことができます。
陣地を拡大していくのか?守りを固めるのか?
強引に?様子を見ながら?
あなたの思いを盤上に表現できるのです!
どうですか?意外と簡単じゃないですか?
さあ!あなたも囲碁を始めてみましょう!!
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